History of Education Thought Society  教育思想史学会





『近代教育フォーラム』目次


創刊号−第3号 第4号−第6号 第7号−第9号 第10号−第12号

第13号−第15号


第16号


* * * * * * * * * * * * *

第13号(2004)
  第14号(2005)  第15号(2006)




『近代教育フォーラム』第13号(2004) 

〈巻頭言〉
生田久美子:

第13号の刊行にあたって


〈会長就任論文〉
森田伸子:

教育思想としての18世紀言語論:文字の復権のために


〈フォーラム1:「テキスト・身体・人間 ―カントを読むということ、書くということをめぐって―」〉
弘田陽介:

報告:「カント」に触れる技 ―テキストは中断されなければならないのか―

山名淳:

司会:困惑の由来―弘田氏の論文「『カント』に触れる技」とフォーラムの間を読む―

田中智志:

コメント:アクチュアリテからの批判 ―カントをめぐるフーコー―

桜井佳樹:

コメント:テキストおよび語られざるテキストについて語るということ


〈フォーラム2:「Learningの思想史・序説」〉
松浦良充:

報告:Learningの思想史・序説 ―Liberal artsはどのように学ばれたのか―

松下良平:

司会:「Liberal artsのLearning」は「教育」を反転させることができるか

加藤守通:

コメント:教育思想史研究は「教育」の呪縛を逃れられるか

宮寺晃夫:

コメント:「Learningの思想史」の戦略を問う ―ふたつの「学習」が必要か―


〈シンポジウム:「他者としての近代 ―近代教育と「日本」―」〉
辻本雅史: 報告:「江戸」からの視線
北村三子:

報告:伝統的な学びと近代教育

橋本美保:

報告:近代日本におけるカリキュラムの二重性にみる日本型潜在的カリキュラム

矢野智司:

司会:他者としての近代

清水禎文:

コメント:江戸の残照 ―学びの身体性と近代教育―

江口潔:

コメント:戦前における伝統的な学びと教育学


〈コロキウム〉
ポール・
スタンディッシュ:
齋藤直子:
1 発達・超越・日常性 :カベルによるソローの『ウォールデン』の再解釈

北詰裕子:
柴山英樹:
柏木敦:
渡辺哲男:
2 文字と教育の思想史

小林大祐:
松岡靖:

3 対話的教育関係の構想 ―クリティカル・ペダゴジーの場合 ―

江口潔:
前田晶子:
高瀬雅弘:
日暮トモ子:
4 日本の近代教育における「近代」と「西洋」のあいだ

クリストフ・ヴルフ

(今井康雄訳):
樋口聡:
5 ミメーシス・美・身体 ―人間形成論への新たな接近

〈投稿論文〉
秋田摩紀:

視線の攻防、視線の快楽 ―近代日本の演説指南書にみる知識人の「身振り」―

池田全之:

寓意家、収集家、遊民 ―ヴァルター・ベンヤミンのアレゴリー的解釈術の基本構造―

岩下誠: ジョン・ロックにおける教育可能性に関する一考察 ―観念連合を中心に
北詰裕子: J.A.コメニウス『遊戯学校』における世界構造 ―世界の中の学校/学校の中の世界―

〈書評〉
上地完治:

シティズンシップ―学校教育の1つの希望
 小玉重夫著『シティズンシップの教育思想』

下地秀樹: 石戸教嗣著『教育現象のシステム論』
田代尚弘: 教育と政治の「暗渠」
 森田尚人・森田伸子・今井康雄編著『教育と政治―戦後教育史を読みなおす―』
小野文生: 無知の笑いと笑いの無知と
 ―池田全之著『自由の根源的地平―フィヒテ知識学の人間形成論的考察―』を読む
平野正久: 田中毎実著『臨床的人間形成論へライフサイクルと相互形成』
 
大関達也: 矢野智司・鳶野克己編『物語の臨界 ―「物語ること」の教育学』
西村拓生: 佐藤学・今井康雄編『子どもたちの想像力を育む ―アート教育の思想と実践―』

〈海外文献案内〉
坂倉裕治: 『ペスタロッチ年報』の創刊


ページトップへ

 



『近代教育フォーラム』第14号(2005) 

〈巻頭言〉
小玉重夫:

分裂を誘う思考


〈フォーラム1:「歴史に非常ブレーキをかけるもの ―歴史の天使が眼差す行方」〉
池田全之:

報告:歴史に非常ブレーキをかけるもの ―歴史の天使が眼差す行方

加藤守通:

司会:シェリングの時間論の人間形成論的意義

鳥光美緒子:

コメント:ベンヤミンは実存哲学者か?

小野文生:

コメント:夜が織りあげたものを昼がほどく 
      ―シェリングとベンヤミンをめぐる「交感の非歴史的テーゼ」の序にかえて―


〈フォーラム2:「表象の学習/生としての学び ―学ぶことの二つの系譜」〉
松下良平:

報告:表象の学習/生としての学び

松浦良充:

司会:表象としての学び論 ―オポチュニスト的相対主義の立場から―

小林大祐:

コメント:実践とその反対物のあいだ ―学習から学びへの転化を問う―  


〈シンポジウム:「新教育への新しいアプローチの可能性」〉
古屋恵太:

報告:「自然な学び」の論理から「道具主義」は離脱できるか?
    ―現代社会的構成主義への進歩主義教育の遺産―

渡邊隆信:

報告:新教育「運動」のリアリティ ―新教育連盟とヴェーニガー―

木内陽一:

報告:新教育と教育学説の関係を考える

今井重孝:

司会:新教育への四つのアプローチの可能性

川瀬邦臣:

コメント:新教育の新たな評価をめざして

山内紀幸:

コメント:焼畑のあとの教育思想史研究 ―「転換フェーズ」の真ん中へ―


〈コロキウム〉

久保田健一郎:
森岡次郎:
谷村千絵:
藤田雄飛:

1 他者論の行方 ―生命、メディア、あるいは、不在の刻印―

田中智志:
加藤守通:
小野文生:
鈴木晶子:
今井重孝:

2 ドイツ観念論の光と影


生田久美子:
下村一彦:
村田美穂:
尾崎博美:
宮寺晃夫:
 
3 ホームとしてのスクール/スクールとしてのホーム 
   ―教育において「ホーム」概念が示唆するもの―

〈リプライ〉
弘田陽介: いかにして複数で読むか/書くか  「『カント』に触れる技」をめぐりめぐって

〈投稿論文〉
尾ア公子:

教職倫理規範の生成過程に関する一考察 ―民権派の自己統治論の分析を通して―

柴山英樹:

シュタイナーの色彩論に関する思想史的考察

渡辺哲男: 「国語」における声と文字 ―1930年代ローマ字論争をてがかりとして―

〈書評〉
野平慎二:

教育―メディアのなかでのすれちがい
 今井康雄著『メディアの教育学』

木村浩則: 「批判」と「実践」のあいだ
 田中智志 、山名淳編著『教育人間論のルーマン―人間は〈教育〉できるのか』
田中智志: 社会学的啓蒙に加えて ―広田照幸著『教育』を読む
片山勝茂: 道徳的規範を伝達することは必要か?
 松下良平著『道徳の伝達:モダンとポストモダンを超えて』
清水禎文: 信仰的リアリズムと社会改造への意志
 山口和宏著『土田杏村の近代 文化主義の見果てぬ夢』を読む
下村一彦: 岡村達雄著『教育基本法「改正」とは何か ―自由と国家をめぐって』を読む


ページトップへ




『近代教育フォーラム』第15号(2006)

〈巻頭言〉
加藤守通:

〈フォーラム1:「コメニウスにおける世界の表象と教育的提示−図絵・修辞・身体」〉
北詰裕子: 報告:コメニウスにおける世界の表象と教育的提示 −図絵・修辞・身体
相馬伸一: 司会:コメニウスにおける事物と方法の多面性
今井重孝: コメント:コメニウスにとっての世界・表象・言語の関係
古屋恵太:

コメント:反表象主義後の表象論の再編成に向けて
〈フォーラム2:「遺伝学と教育の思想史」〉
金森 修:  報告:遺伝子改造の倫理と教育思想
今井康雄:  司会:「自由」に対して責任を負うとはどういうことか −金森フォーラムに関するコメント−
森岡次郎:  コメント:「受動的」な未来予測から「能動的」な価値の提示へ
岡部美香:  コメント:科学者のディスクールと生活者の実際行為


〈シンポジウム:「国家・グローバリゼーション・教育」〉
小玉重夫: 報告:マルチチュードとホモ・サケルの間
     −グローバリゼーションにおける包含と排除−
越智康詞: 報告:グローバリゼーションと教育の地殻変動 
     −教育の新しい可能性をグローバリズムの罠から救うために−
野平慎二: 報告:国家・グローバリゼーション・教育
     −教育の政治性・市場性への公共空間の埋め込み−
田中智志: 司会:グローバリゼーションとモンディアリザシオン −人材、人間、そして自由
丸山恭司: コメント:潜在的な他者への余地を残しながら、ポストコロニアルにグローバリゼーションを理解する
片山勝茂:
コメント:グローバル化の時代における国家と教育

〈コロキウム〉
鈴木晶子:
弘田陽介:
小野文生:

1 啓蒙「と」教育−その絡みと捻れを考える
藤川信夫:
丸山恭司:
高木雅史:
根村直美:

2 教育学における優生思想の展開 −歴史と展望−
須川公央:
野見 収:
下司 晶:
秋山茂幸:
塩崎美穂:
3 精神分析と教育 −エディプス・コンプレックスをめぐって− 

〈投稿論文〉
下司 晶:
J・ボウルビィにおける愛着理論の誕生 −自然科学と精神分析−

〈書評〉
柴山英樹: 菱刈晃夫著『近代教育思想の源流 −スピリチュアリティと教育』
古川明子: 田中智志著『人格形成概念の誕生 :近代アメリカの教育概念史』を読む
川口陽徳: 樋口聡著『身体教育の思想』
今井康雄: 森田伸子著『文字の経験−読むことと書くことの思想史』勁草書房、2005年。
清水禎文: クリストフ・ヴルフ編/藤川信夫監訳『歴史的人間学事典2』を読む
新井保幸: 山ア英則著『シュプランガー教育学の研究 −継承・発展過程と本質理論をたずねて−』
米村まろか:
西岡けいこ著『教室の生成のために』を読む −教えることは不可能か?
〈研究動向紹介〉
西村拓生: 「教養・陶冶」の語り直しをめぐって




ページトップへ